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| 相談者 | 福岡県 N様 28歳女性(匿名) |
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| 相談内容 |
数年前の2月頃であったと思うが、朝早く不安げな声で電話を頂いた女性は、電話口の相談で切実に事の詳細を語られた。
内容は、2年前から度々いたずら電話があり、ここ最近エスカレーとしてきたという。
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| 調査提案 |
探偵は、周囲に気を配りながらご相談者のご自宅へお伺いし、詳しくご相談をお伺いしたところ、被害状況はストーカーの初期段階によくある、 1.ご相談者が帰宅すると自宅に電話が入る。 2.深夜何度も電話が鳴り無言で切れる。 3.自宅マンションの集合ポストにマンガの同人誌の切れ端が投函されていた事がある。 4.誰かに見られている気がする。 等で、探偵もご相談者の普段の行動パターンや勤務先状況等をお聞きし、犯人の心当たりなどを聞いたが、ご相談者も思い当たる節が無いということ。探偵は、ご相談者の話をお聞きする中で、全てがご相談者の思い過ごしではない事を確信したのだが、同席されたご相談者の彼氏は、「被害妄想じゃないの? お前、マンガばっかり読んで現実逃避してるときあるからな。」と、ちょっと酷い言い方だったが、彼は彼なりに彼女を安心させようとしていたようだ。 それから2時間程、3者で協議した結果、ご相談社宅の玄関に、周囲からは分かりにくいような防犯カメラ(所謂、隠しカメラ)を設置する事を提案。不審人物の確認を行い、もし不審者が映っていた場合は、映像を手掛かりに、身元調査を行うということで調査実施に至った。
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| 調査実行 |
翌日、ご依頼者と防犯カメラを購入の為、当社取引先の防犯機器を取り扱うお店へ同行。その防犯用品店では、ご依頼者の自宅マンションの環境や玄関付近の状況を考え、安価なものであったが、小さな防犯カメラ・擬装用の箱・録画用のタイムラプスなどを購入。即、ご依頼者宅玄関に設置して、様子を窺った。 カメラを設置してから6日後、ご依頼者に前日のビデオを見直してもらうと、深夜2:00過ぎに、年配風の黒色のレインコートを着て、ニット帽を被った怪しげな男性が写っているのを確認する。 男性は電気メーターを確認したり、ドアノブを何度も触ったり、明らかに不審な行動をしていたが、嫌がらせ行為の証拠となるような映像は映ってはいなかった。探偵は、とにかく早くご依頼者に対する嫌がらせ行為を確認し、どうにかしようと思い、ご依頼者には一切深夜などの電話に出る事を止めてもらい、留守番電話にもならないように設定を変更してもらった。 それから4日後の朝、ご依頼者から電話があり、玄関のポストに封筒に入った手紙が入っている、とのことで、「その封筒は触らずに、まず昨日のビデオを確認して下さい。」と伝え、ご依頼者の自宅へ行くと、「この前の黒色のレインコートにニット帽を被った男性が映っています。」と。 映像を確認すると、間違えなく先日の不審な男が、ポストに手紙のようなものを入れているのが映っていた。一応指紋を消さないように手紙の中身を確認すると、茶色の封筒の中にノートを破り、手書きで書かれた手紙を確認する。 内容は「僕も、あれ楽しいと思うし、好きだなぁ 最近あんまり会わないよね(その他はちょっとココでは書けませんが、非常に卑猥な内容)」といったものであった。
勿論、宛先、差出人等は一切書かれていない。
おそらく、ご依頼者の想像通り、この男が直接的な行動を取ってきたのはその為だろう。 今回の件は、ストーカー行為と思われる状況はいくつも確認されたが、決定的な証拠が無く、また本人が中々姿を現さないので、訴えることも、ましてや直接注意をすることすら出来なかったのだ。 探偵は、すぐにこのビデオに写る男性を捜す調査を開始した。勿論、それなりに推理して…。 探偵はこの案件に関して、ご依頼者の情報・ご依頼者の環境、録画映像だけを頼りに、翌日この男性を見つけることに成功しました。
「どうやって?」というと、探偵は録画ビデオを詳細に確認すると、男性が手紙をポストに入れる際、一瞬手首に白いバンドが写っているのを確認したのです。(それだけ??…と思われた方もいるでしょう)
1.彼女の自宅の電話を知っている 2.彼女の住所を知っている 3.彼女の行動パターンは勤務先と自宅の往復以外立寄る先は限られて、単調で余り出歩く事をしない 4.彼の言ったマンガばかり読んでいる 5.ご依頼者の家に行くとマンガ本とDVDが趣味であることが分かる この様な事から、探偵はその他の調査員に指示し、近隣での聞き込みの他、ご依頼者宅付近の書店へ調査員を行かせたのである。 1人の探偵は、それらの映像から、不審者に関するご依頼者関係先の聞き込み調査を行った結果と共に、もう一人の書店へ派遣した探偵から電話が入った。 「いました!今のところ憶測ですが容姿と顔・左手の白いバンドから間違えないと思います。」 推理的中。ストーカー男は、ご依頼者が日常の生活の中で、頻繁に立ち寄る書店の店員だったのです。 探偵は、ご依頼者の生活パターンから、ストーカー男が、ご依頼者の身近な関係にある人物か、手紙の内容からご相談者の趣味もしくは、何らかの人が知る由もない事を知っている人物であると考えていたのです。
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| 調査終了後 |
ご依頼者と協議の結果、ストーカー男と直接会い、注意することとなり、探偵とご依頼者とその彼氏は、本人よりの事実の確認と話し合いの為、同男性の勤務する書店でこの男性の勤務終了迄、男性を待つことにしました。 男が店を出たところで直ぐに声を掛け、近くのファミリーレストランにて話しをしました。
結果、この男性はご依頼者に行った行為を認め、謝罪に至りました。
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| その後 |
ご依頼者も、「もう二度としないなら…」と、告訴はせず、この男性も警察よりの“注意”という事で収まりが付きました。その後の話をお聞きすると、平成18年1月に至るまでの約2年間は、とくに被害もいたずら等もないとのこと。 余談ですが、「あの時の彼氏は元気?」と聞くと、「もう別れちゃったんですよ! 価値観が合わなかったみたい…」ということでした。
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